NPO法人テダスは、“良いことも、そうでないことも、ちゃんと伝えたい”をコンセプトにした地域別生活ガイド『集落の教科書』の制作を支援しています。
集落の教科書づくりは、自治会費(区費等)、役員の決め方、葬儀の慣習、草刈りや水路掃除などの共同作業、移住後のあいさつの仕方など、集落によって異なる280項目以上の情報を調べ、住民の合意を得ながらまとめていく作業です。これらしきたりや決まり事の情報を、必ず守るべき「強いルール」から、「ゆるいルール」「消えつつあるルール」「慣例や風習」「改善に向けて考え中」の5つの基準をイラストとともに表現しています。歴史紹介で終わらない、更新を前提にしたツールとして制作します。
教科書づくりによって「移住者希望者と集落のミスマッチ防止」「移住希望者や新規移住者の不安解消」「集落規範に対する共通認識の促進」「集落規範を能動的に見直すきっかけ」などの効果が期待できます。
【図】地域別の横軸を切り口にしたのが『集落の教科書』です。これに対して分野別の縦軸で『移住者の参考書』(発行:京都丹波移住・定住促進協議会)があります。